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2007年6月17日 (日)

論語(The Analects of Confucius)

Photo_17 そしてこの半世紀、常に「論語」に関心を持ち続けてきたのは、やはり内村鑑三の影響であろう。思い返してみれば「論語の位置から聖書を見、ひるがえって聖書の位置から論語を見る」は、私の唯一の「ものの見方」かもしれない。それはある意味で、日本の位置から西欧を見、西欧の位置から日本を見ることである。

 「論語」は、伝説によれば日本に渡来した最初の書物の一つであり、それは徐々に浸透し、日本が西欧の影響を受ける明治の直前ともなると、前述のように、一介の農民でも少し裕福なものは「四書・五経」を読み、それを自己の規範とし、子供を教育し、また子供を叱り諭すにも、それからの引用で行うまでになっていた。

論語の読み方(山本七平)より

Mau そしてある日、(神戸の)本屋の奥の人の少ないところに、「中国古典」と表示される棚を発見した。まさに、目を見張るほどの驚きの光景が、目の前にあった。

論語関連の本だけでも、本棚の上下数列を占めている。

「論語」と言う書物は、それほど広く、それほどの熱心さで、日本で読まれていることを、初めて知った。

遠い昔の時代に、わが祖国から生まれた孔子様の思想と心は、数千年の時間と数千キロの距離を越えて、この異国の日本の地に生きていたのだ。

自分にとっては、まさに驚きと感激の発見であった。

私は「毛主席の小戦士」だった(石平)より

石平:1962年中国四川省生まれ。1984年北京大学哲学科卒業。1988年神戸大学文化学研究科博士課程終了。

 石平氏によれば、中国では文化大革命以後、「孔子と論語が、まるでゴミ屑のように一掃されてしまい」、さらに鄧小平の改革後、「人々は道徳心と良識を失い、ひたすら節度のない汚い拝金主義に走っている」とのこと。まさに山本七平が指摘しているように、「近代化が伝統的な秩序を崩壊させ、手のつけられぬ無規範状態を生み出す」といった状態なのであろう。文化大革命の際、おじいさんが孫(石平氏)に論語を紙に書いて教え、人に知られないよう夜中にそれをこっそり焼いたという話にはこちらの方がびっくりしてしまった。近年中国の経済的、軍事的な成長が注目されるが、文化的支柱を失った国が再び世界の中心的存在となることはないと思う。toshi

The Analects , also known as the Analects of Confucius, are a record of the words and acts of the central Chinese thinker and philosopher Confucius and his disciples, as well as the discussions they held.

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